ウィッグ 医療 用 違い

医療 用 ウィッグと一般的なウィッグとの違いってなに?

乳がん・子宮がんなどの抗がん剤の治療による脱毛や、脱毛症、頭の怪我や手術などでウィッグを必要とした時に、はじめて『医療用ウィッグ』という言葉を聞かれる方も多いのではないでしょうか。
そもそも医療用ウィッグとは何でしょう?一般的なウィッグ、ファッションウィッグとはどこが違うのでしょうか。

医療用ウィッグとその他のウィッグ・ウィッグを使用する理由の違い

一般的なウィッグとはおもにイメチェンやおしゃれのために使用されるファッションウィッグをさします。
それに対し医療用ウィッグは、抗がん剤治療による脱毛・脱毛症・ケガ・頭部手術後など、何らかの治療中や病状に合わせて使用されるウィッグいうように使い分けられています。

医療用ウィッグとその他のウィッグ・ウィッグの使用目的の違い

ファッションウィッグと呼ばれているような一般的なウィッグは、主にイメチェンやおしゃれなどファッションとして楽しむことを目的としています。
そのため、自分の髪ではできないような髪型や普段使いではないヘアスタイルも多くみられます。

それに対し、医療用ウィッグは病気やケガによる脱毛をカバーするだけでなく、見た目の自然さやつけ心地また機能性も追求して、仕事や外出など以前と変わらない今まで通りの生活を送れることを目的として作られています。

医療用ウィッグとその他のウィッグ・ウィッグの品質の違い

一般的なウィッグはファッション目的のため、植毛の方法は機械植えであることが多く、使用される人工毛はテカりのある髪質だったりと、特に見た目の自然さや、通気性など機能的なことはあまり考慮せずに作られたものが多くみられます。(その分価格は安いです。)
それに比べ医療用ウィッグは、より自然に見えるよう髪は1本1本手で植えられ、本当の髪と同じような毛流れと手ざわりを実感できます。

医療用ウィッグのベースとなるネット部分は伸縮性と通気性がよく、つむじ部分には人工肌がついているものが多いです。
また、抗がん剤治療中は使用する期間が長いので、脱毛による髪の量の変化に合わせられるよう、医療用ウィッグにはアジャスターなどサイズ調整機能がついています。

医療用ウィッグとその他のウィッグ・ウィッグの価格の違い

一般的なウィッグは機械植えで大量生産です。
そのほとんどはつむじや分け目の部分に人工肌はついていないので、数千円台の製品もあり価格は安いです。
そのためウィッグに使用される髪も低価格の人工毛で、耐久性や自然さはあまり考慮されていません。
一方、医療用ウィッグは2万円台から数十万円台と販売価格にはかなり大きな幅があります。
医療用ウィッグに使われている髪には人工毛・人毛と人工髪のMIX・人毛など種類は色々とあります。
ほとんどの医療用ウィッグの植毛方法は手植えで、つむじと分け目部分には人工肌があり、サイズ調整機能としてアジャスターがついています。

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